変動金利 vs 固定金利

あなたは住宅ローンを借りるとき変動金利を選択しますか?

2019年現在、住宅ローンは日銀のマイナス金利政策もあって過去最低水準を更新中です
変動金利の利率は相変わらず過去最低の0.5%台で借りられます
反面、固定金利についてはここ数年で小さな上下はあったものの、こちらも過去最低水準です
10年固定で0.7%台、35年固定でも1.3%台(フラット35)で借りれる状況です

金利タイプ 1月の金利 2月の金利
35年固定金利 1.33% 1.31%
10年固定金利 0.81% 0.71%
変動金利金利 0.53% 0.53%

今新たに住宅を購入する為に不動産業者や銀行に行けば、変動金利を薦められると思います
理由としては、過去30年間一度も変動で借りた人の金利が上がった実績が無いから
反面ファイナンシャルプランナーのような第三者に相談に行けば、固定金利を薦められる事が多いでしょう

これだけの低金利ですから固定金利で住宅ローンを契約して、安全を買っておきましょう!という意見ですね
どちらの立場の意見も間違っていないと思いますし、理にかなってると思います
それなのにそれぞれの推奨する金利タイプは正反対です
なぜでしょうか?

将来の金利を予測する事に意味は無い

不動産業者や銀行員の方はどちらの金利タイプを選択した方が結果的に支払い総額を抑えられるのか期待値の話をしています

反面、ファイナンシャルプランナーはどちらの金利タイプを選択した方がよりリスクが抑えられるのかを話しています

金利タイプ 支払い総額*1 金利上昇時のリスク
変動金利 少ない 高い
固定金利 多い 低い

*1...あくまで予測値です

将来金利は上がるのでしょうか?
それとも現状の水準より下がるのでしょうか?

答えは「誰も分からない」です

どっちの確率が高いかは様々な要因を並べて検証すれば、ある程度出すことは可能でしょうが、その確率通りの結果となるのかは誰にもわかりません
一般的に金利はインフレになると上がっていく。とされていますが、そうならない場合もあります
突然米中関係が急速に悪化して戦争が始まるかもしれません
イギリスの脱退を契機としてユーロ圏が崩壊し欧州の経済状況が激変するかもしれません
新しい天皇が即位し、およそ30年ぶりに元号が改正されます。景気に変動があるかもしれません

何が起こるか誰にも予想できない世界情勢の中で、日本の金利動向だけを予測するのは無理だし意味がないことです

では何を基準に判断するのが正しいのか

金利を予測して金利タイプを選択する事は無意味だと説明しました。
一方リスクに関しては明確な判断基準があります。

もし将来金利が上がった場合あなたは破綻しますか?破綻したら困りますか?


仮に月のローン負担が1万円上がっただけで、払い続けられないような状況でしたら変動金利で契約してはいけません

  • ローン金利が1.25倍に上がってもなんとか払える
  • 住宅ローンの完済が50代半ばで終わる見込み
  • 仮に住宅ローン破綻しても他に住むところが確保できる見込みがある
  • 何があっても独り身でなんとかやっていける

これらの条件であれば変動金利で問題無いでしょう。

つまるところ変動金利を選択すべきか?それとも固定金利を選択すべきか?購入する物件の価格と、あなた自身の現在の状況で最初からほぼ決まっているようなものだと考えるべきです